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SCORM教材を作ってみよう

この記事ではSCORM教材を作ってlearningBOXに乗せる方法を紹介します。本来、SCORMにはimsmanifext.xmlという、教材の構造を定義したファイルが必要なのですが、learningBOXはimsmanifest.xmlがなくても教材を登録することができます。簡単なため、imsmanifest.xmlに関する説明は省きますのでご了承ください。 SCORMとは SCORMの概要については、SCORMとはを参照ください。 バージョンについて SCORMのバージョンは1.2とします。 前提知識 ・JavaScript(ECMAScript)の言語仕様をある程度理解し、平易なプログラムであれば読み解く力があること。 ・HTMLの基本を理解していること。 早速APIを実装しよう まず、index.htmlという名前のテキストファイルを作成し、以下のソースコードを写経してください。 注意点 ・ファイル名がindex.html.txtなどとならないようにしてください。(ヒント:拡張子を表示する) ・文字コードはUTF-8としたほうが良いような気もしますが、アスキー文字しか含まれていないので、文字コードはどうでもよいです。ただし、ちゃんとしたコンテンツを作る場合は、ちゃんと文字コード指定をしてください。 ・空白文字には決して全角スペースを入れないでください。半角スペースでインデントしても、タブでインデントしても構いませんが、全角スペースはだめ!ぜったい! アーカイブを作成しよう index.htmlを圧縮してZIPファイルを作成してください。 注意点 ・Windowsの場合は右クリックで普通にやれば大丈夫です ・Macの場合は、Windowsと互換性のあるZIPを作るよう配慮ください ・Linuxの場合は自力でできるでしょう。 システムに登録する 作成したZIPファイルを、SCORM教材としてアップロードしてください。 学習する 開くだけで得点は99、ステータスは合格になる教材ができました。おめでとうございます! 発展課題 (易)99点では勿体ないです。100点になる教材を作ってください。 (易)不合格になる教材を作ってください。 (標準)閲覧時間が記録される教材を作ってください。 (標準)5秒間に何回クリックできるか測定し、得点として送信する教材を作成してください。 (難)テトリスを作り得点が記録されるようにしてください。 発展課題に対するヒント 閲覧時間のフォーマットはSCORMの仕様書を確認してください。 得点は整数を文字列化したものしか受け付けません。 通常は得点は0-100の整数に制限されますが、learningBOXでは2^31-1まで受け付けます。

learningBOXのバージョンについて

この記事ではlearningBOXのバージョンについて解説します。 バージョンの確認方法 learningBOXは、リリース以来、133回のアップデートを実施してきました。2018年11月14日現在のバージョンは2.5.2となっており、サービス画面のフッターで確認できます。バージョン番号は3個の数字で表されており、1個目の数字は大規模な機能追加、2個目の数字は機能追加、3個目の数字は不具合修正を表しています。 共用環境と専用サーバのバージョンについて 新しいバージョンのlearningBOXが完成すると、まず共用環境にリリースします。専用サーバのアップデートは、その後、お客様の要望に合わせて実施されます。現時点で共用環境のバージョンは2.5.2ですが、専用サーバ環境は2.5.1や2.4.3が使われている場合があります。専用サーバは、お客様の運用に支障がでないよう、メンテナンスの時間や、バージョンアップの時期を調整できますので、教材を販売されていたり、塾などの教室運営を行う場合は専用サーバがおすすめです。 開発チームでのバージョン管理について learningBOXはGitを使ってバージョンを管理しています。(※初期の開発ではSubversionを使っていたのですが、プロジェクトの大規模化と高頻度のリリースに対処するためGitに乗り換えました)全ての変更は一旦developブランチに反映され、リリース済みのバージョンにも含まれてる不具合に関しては、過去のリリースブランチにも反映されていきます。現時点で直した不具合はdevelopに反映した後、2.5、2.4、2.3のブランチにも必要に応じて反映しています。過去のリリースブランチも更新することで、専用サーバ環境に対して安定したシステムを提供しています。

【テスト・検定試験】オプション値の活用方法

【テスト・検定試験】オプション値の活用方法 1.ご利用シーン ・学校や塾などのテスト ・検定・資格試験などの試験問題 ・企業研修などの修了試験 など。 2.サンプル問題     3.オプション値 サンプル問題には、一般的にテストに使用するオプション値を設定しております。 設定したオプション値は下記表をご覧ください。 オプション値 設定値(単位) 内容 #mode nomal モード #question_count 10(問題数) 出題数上限 #passing_score 80(点数) 合格点 #time_limit 300(秒) 時間制限 #show_correct_answer false 誤答時の正誤表示 #show_instant_result false 設問ごとの正誤表示 #hide_mark_button true 採点ボタンの表示 #movable true 前後の設問へ移動 #show_seigo_count false 正誤回数の表示 #messages_passed_title 合格(単語) 合格画面の表題 #messages_failed_title 不合格(単語) 不合格画面の表題 この他に「#time_limit_mode(設問ごとに制限時間設定)」「#partial_score(部分点機能)」「#suspendable(中断再開機能)」など、様々なオプション値がございますので、組み合わせてオリジナル教材を作成することができます。 この他のオプション値につきましてはこちらをご覧ください。 4.テンプレートを活用して簡単設定! こちらのテンプレートファイルは上記オプション値を記述しております。 テンプレートファイルをインポートまたは編集いただくことで、簡単にテスト用問題を作成いただくことができます。 ▼WEBフォーム 添付ファイル(テキスト)をダウンロードして、ファイルをLearningBOXへインポートしてください。オプション値が設定されていますので、設問を作成してご利用ください。 ▼テキスト(.txt) 添付ファイル(テキスト)をダウンロードしてご利用ください。 ▼エクセル(.xlsx) 添付エクセル(エクセル)をダウンロードしてご利用ください。   関連URL:セクション