ベトナムってどんな国?特徴や文化、料理について
ベトナムといえば、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか。豊かな文化や美しい自然、美味しい料理など、ベトナムにはたくさんの魅力があります。
日本でもベトナム料理を提供する飲食店が増えてきたこともあり、なじみ深い印象をお持ちの方もいるかもしれません。
今回はそんなベトナムの特徴や文化、ベトナム料理について紹介していきます!ベトナムにまつわる雑学クイズも用意しているので、ぜひチャレンジしてみてください。
ベトナムってどんなところ?
ベトナムの正式な国名は「ベトナム社会主義共和国」で、首都は「ハノイ」です。ベトナムは東南アジアに位置する国で、その地理的な特徴や文化、料理など、魅力的な要素がたくさんあります。
地理的には、ベトナムは中国、ラオス、カンボジアといった国々と国境を接しており、南部は南シナ海に面しています。国土は細長い形をしており、北部には山岳地帯や美しい景観、中部には世界遺産に登録されたホイアンのような歴史的な街並みや美しいビーチ、南部にはホーチミンシティ(旧サイゴン)などの大都市があります。
世界遺産のハロン湾
ハロン湾は、エメラルドグリーンの静かな海と、約2,000以上もの大小の岩や島々が点在する景観が特徴です。美しい景観と独特の生態系は地球上でも類を見ないもので、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。
数時間から数日にわたるクルーズツアーでは、美しい景色を楽しみながら伝統的なベトナム料理を堪能したり、カヤックやシュノーケリングで探索したりすることができます。
また、ハロン湾周辺には漁村が点在しており、地元の漁師たちとの交流や伝統的な船の乗船体験も楽しむこともできます。
【参考】 世界遺産ハロン湾のご紹介|HISベトナム旅行情報
道路がバイクで溢れている
ベトナムといえば、道路に溢れるバイクやその賑わいが印象的な方も多いのではないでしょうか。バイク渋滞はベトナムの都市部での日常風景となっており、大都市であるホーチミンやハノイなどでは交通量が非常に多いため、道路がバイクで埋め尽くされることもあるようです。
渋滞現象の背後には、人口の増加や経済成長に伴う車両数の増加、未整備な交通インフラなどが関わっています。特に都市部では、朝夕の通勤時間帯や特別なイベントの際に渋滞が発生しやすくなります。
一方、ベトナムの地方部や田舎での交通量は比較的少なく渋滞の頻度は低いので、広い道路や田園風景を楽しみながら移動できます。
カシューナッツ大国
ベトナムは、カシューナッツの主要な生産国の一つです。世界のカシューナッツ生産量の中でも上位に位置し、カシューナッツの主要な輸出国でもあります。
わたしたちが口にするカシューナッツは、種子の中の「仁」と呼ばれる部分で生のままだと毒性を含んでいるため、加熱加工されている状態です。ベトナムではカシューナッツをそのまま食べるだけでなく、カシューナッツから作られるオイルやバターなども人気があります。
また、カシューナッツの果肉の部分は「カシューアップル」と呼ばれ、ジュースやジャムなどに利用されています。生のまま食べることもできますが、トロピカルな甘さや酸味とともに、苦味や渋味を感じることもあるそうです。
カシューアップルは皮が薄くて傷みやすいため生産国で消費されることが多く、日本で生の果肉を手に入れることはできません。ベトナムへ訪れる際は、ぜひ現地でカシューアップルを食べてみたいですね!
【参考】 ビンフォック省の魅力―カシューナッツ王国・ ホーチミン市及び周辺省の産業集積に隣接するところとして 製造業の今後の進出に期待― | 在ホーチミン日本国総領事館
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ベトナムの文化
ベトナムは豊かな文化と伝統行事が特徴的な国です。ベトナムで開催されている行事や伝統衣装についてみていきましょう。
満月の夜のランタン祭り
満月の夜に行われるランタン祭りは、ベトナムのホイアンで開催される伝統的な祭りの一つで、もともとは死者を弔う日本のお盆のような行事だったそうです。満月にあたる、旧暦の毎月14日の夜に街中の照明を消して、ランタンの灯りだけで過ごします。ランタンが点火されると美しい光と色彩が広がり、幻想的な風景を見ることができます。
街の人々は、音楽を奏でたりダンスを踊ったり、あちこちで開催されるゲーム大会に参加したりなど、思い思いに祭りを楽しみます。屋台も多数出店されるため、ホイアンのご当地グルメを味わうのも祭りの楽しみになっているようです。
【参考】 ランタン祭り|TNKトラベルJAPAN
ベトナムの伝統衣装「アオザイ」
ベトナムの伝統衣装である「アオザイ」は、上衣(アオ)と長いスカート(ザイ)からなる、美しいデザインや繊細な手工芸が特徴の民族衣装です。アオザイは主に女性が着用し、ベトナムの文化や風土を象徴するアイテムとなっています。
もともとアオザイは、日々の労働にも適するようゆったりとした作りでした。19世紀後半〜20世紀初頭にかけてフランスの影響を受けたことにより、ヨーロッパ風のデザインが融合した身体にフィットするデザインに発展したようです。
その後、アオザイはベトナムの女性の間で広く受け入れられ、ベトナムの国民的な衣装として定着しました。
ベトナムの観光地や文化イベントでは、観光客がアオザイをレンタルして着ることもでき、写真撮影などを楽しむことができます。
【参考】 ベトナムの伝統衣装「アオザイ」の魅力に迫ろう!|渡航情報・観光名所・レストラン・ショップ情報【JTB】
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魅惑のベトナム料理
ベトナム料理は、風味豊かなハーブや香辛料を使用し、バランスの取れた味付けが特徴的です。また東南アジア料理に多い刺激的な辛さはほとんどありません。地域ごとの多様性が魅力で、一般的にベトナム南部は甘め、中部はやや辛め、北部はあっさりめといわれています。
世界的にも人気のあるベトナム料理ですが、中でもベトナムを代表する伝統料理について紹介していきます。
フォー
フォーは、ベトナムの主食である米を砕いて作られた、平打ちのライスヌードルと香り豊かなスープが特徴の伝統料理です。ベトナム料理の代表格といえば、フォーを連想される方も多いことでしょう。
フォーのスープは牛骨や鶏骨を煮込んで作られ、オニオンやシナモン、クローブなどの香味料で深いコクと風味を持たせています。出汁をとる素材によって呼び名に違いがあり、牛肉で出汁をとったものは「フォー・ボー」、鶏肉で出汁をとったものは「フォー・ガー」と呼びます。
屋台などでも手軽に食べることができ、日本でも多くの人々に愛されているベトナム料理です。
バインセオ
米粉、ココナッツミルク、ターメリックなどを混ぜて作った生地に、エビや豚肉、玉ねぎなどの具材を包んだ料理で、日本のクレープやお好み焼きに似ています。生地の外側はパリパリ、中はもっちりとした触感と香ばしい風味を楽しめる料理です。
バインセオはベトナム中部や南部の料理として特に人気があり、地域によっては具材やソースのバリエーションが異なるようです。具材を個々の好みにカスタマイズして手軽に食べられることから、ベトナムを代表する人気料理の一つとなっています。
生春巻き
生春巻きは、日本でもよく知られているベトナム料理の一つです。ライスペーパーに新鮮な野菜やハーブ、火を通したエビや豚肉などを巻き、特性のソースにつけて食べます。
ヘルシーでボリュームがあり、皮のもちっとした触感と野菜のシャキシャキとした触感が特徴です。具材の組み合わせやソースの種類によって、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。
日本ではベトナム料理を提供するレストランやアジア料理店だけではなく、スーパーで購入できたり家庭料理として食卓に並んだりすることもあるほど、なじみ深い料理です。
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ベトナムにまつわる雑学クイズ
ベトナムにまつわる雑学クイズを用意してみました。問題は全部で5問出題されます。ぜひクリアを目指して、チャレンジしてみてください。
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まとめ
今回はベトナムの特徴や文化、料理などについて紹介しました。世界遺産のハロン湾やランタン祭りが行われるホイアンなど、ベトナムには魅力的な体験ができる場所がたくさんあります。
またベトナムには、フォーや生春巻きなど日本でも人気の名物料理が多いため、食事の楽しみも広がります。日本と同じように米が主食ということもあり、親しみが湧くのではないでしょうか。
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