コロナで変わる資格の取り方【2021年】今注目のCBT試験を徹底解説
コロナで変わる資格の取り方【2021年】今注目のCBT試験を徹底解説
マーケティング担当の貴田岡です。
皆さんは「CBT」と呼ばれる試験方式をご存知でしょうか?
今回の記事では、従来の筆記試験に代わる新しい試験方式として今、注目されているCBT試験についてご紹介いたします。
目次はこちら
- 1.CBT試験を徹底解説
- 2.CBTを企業の教育・試験に利用するメリット
- 3.CBTの今後の動向を予測
- 4.まとめ
CBT試験を徹底解説
CBT試験とは「コンピューターを使ってテストを受験するシステム」のことをいいます。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響をきっかけに、最近では日商簿記検定や基本情報技術者試験といった知名度の高い試験もCBTでの実施が発表されました。
2021年は多くの資格・検定で「CBTやIBT」の導入が進む転換期であると予想されており、従来の筆記試験からデジタルにシフトしていく動きが高まっています。
CBTとIBTの特徴について
CBTとは「CBT(Computer Based Testing)」の略称で、コンピューターを利用したテストのことをいいます。
CBTは、従来の筆記試験で使う問題用紙やマークシートなどの紙を使わず、コンピューターで試験を受けることにより、「採点や成績・合格通知に要する時間・コスト」を大幅に削減できるメリットがあります。
※IBTは「IBT(Internet Based Testing)」の略称で、インターネットを経由して実施する試験方式を指します。
ネットに繋がる環境であれば、パソコンやスマートフォン、タブレットから「いつでもどこでも受験できる」のが特徴です。
コロナ禍で普及しているCBT試験の実態について
CBTを活用している試験の種類は幅広く、「国家試験や民間の資格・検定」をはじめ、就職・転職活動時に行うSPI試験、企業が独自で実施する社内試験といった場面でも活用されています。
CBTを実施するにあたり、試験会場では身分証明書を提示する必要があり、きちんとした本人確認を行います。
また試験官が認証作業を行ったうえで、試験を開始するため、公正に試験を実施することができます。
インターネットを経由して実施するIBT試験の特徴
IBTとは、「Internet Based Testing」の略称です。
こちらは、紙による試験やCBT試験のように、受験会場で試験を受けるものではありません。
IBTは、受験場所や時間の制約がないため、試験開始のタイミングは本人が選べるというメリットがあります。
しかし、本人確認や試験中の不正確認は難しく、CBTに比べると厳密さに欠けてしまうというデメリットもあります。
CBTを企業の教育・試験に利用するメリット
新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、大企業では昨年から急激にテレワークが加速しました。
教育のデジタル化が進んでいなかったメーカーでも、ほとんどの会議がZoomやGooglemeetなどのオンラインツールを使ったものに切り替わり変化を余儀なくされました。
コロナ禍で進むデジタル化の流れを受け、自社でも採用試験や昇進試験などに導入したい。
社員教育のオンライン化を図りたりとお考えの企業の教育担当者様!
この事態を乗り越えるために、不可欠な役割を果たしたのがデジタル技術を活用したCBT試験の運用です。
CBTが注目されている理由について
日本でCBTによる試験が普及するようになった背景には、第一にIT技術の発展・進歩が大きく関与してます。
しかし、より一層注目されるようになったのは、昨今の新型コロナの影響や自然災害で、特定の日時に大人数が一か所に集合しづらくなったことが関係してます。
CBTでは、試験の全行程をコンピューター上で行うため、試験実施者にとっても受験者にとっても利便性が高いものとなっています。
特にコロナ禍では、密を避けることができるとして新たにCBTによるオンライン試験を導入する事業者・企業も増えています。
また、政府によるペーパーレス化の推進もあり、従来の紙の筆記試験からCBT試験へ移行するきっかけにもなっています。
▼CBT試験のポイントはこちら
その1.試験問題・解答用紙の印刷、管理などの手間やコストが省ける(ペーパーレス化)
その2.音声問題や記述式、択一、複数選択など多様な問題が出題できる
その3.集計作業がとにかく簡単で正確!結果の開示が迅速に行える!
その1.試験問題・解答用紙の印刷、管理などの手間やコストが省ける(ペーパーレス化)
従来の筆記試験では紙の調達から印刷、配布、回収、管理、廃棄など、試験の運用に多くの時間と手間を費やしてきました。
CBTはコンピューターによる試験のため、当然のことながら紙はほとんど使用しません。
ペーパーレス化の推進が推奨される現代にとって、このことはとても意義があります。
紙の管理に伴う手間も人手も少なく済みますし、コストも削減されるメリットが大きいです。
主催者にとっても、受験希望者に平等な受験機会を提供できるようになる点は一番の利点です。
そのほか、筆記試験で必要な試験会場や試験監督・資材の手配などの業務がなくなるので、開催コストを抑えながら試験を自動化できることも大きなメリットです。
その2.音声問題や記述式、択一、複数選択など多様な問題が出題できる
CBTによる試験は、パソコンやタブレットへの入力回答に加え、動画や音声を使用した試験にも対応しています。
また、CBTによる試験は出題者側で問題の出題順を変えたり、文言の変更など受験者ごとのカスタマイズも可能です。
CBTでは文章や図表を使った問題はもちろん、動画を使った問題や自動音声を使った問題も出題できるため、試験の表現力の幅が格段に上がります。
その3.集計作業がとにかく簡単で正確!結果の開示が迅速に行える!
CBTの場合、コンピューターが素早く正確に自動採点・集計作業を行うため、結果の開示までに要する時間とコストを大幅に削減することができます。
従来の筆記試験をCBT試験にすることで採点作業も効率化され、受験者にとっては比較的短期間で結果が分かるメリットが生まれます。試験によっては受験直後にスコアや合否が分かるので、結果を待つ不安もなく、復習や次の勉強へすぐに進められる!
CBTの今後の動向を予測
2020年~2021年は新型コロナウイルスが私達の日常に猛威を振るった影響で、多くの試験が開催延期・中止となりました。
特に、筆記試験は会場に受験者をたくさん集めて一斉にテストを実施する特性上、開催を中止せざるを得ないケースが目立ち、受験者・主催者共に甚大な影響を及ぼしています。
CBTでも一部の試験や一部地域のテストセンターで一定期間の開催を見送ったケースはありますが、試験そのものが中止となった割合は筆記試験と比べると圧倒的に少なく、このコロナ禍でも「万が一のときに強いCBT」が顕著に表れるようになりました。
自然災害に加えて感染症による開催リスクも考慮しなければならなくなった今、CBTの導入を検討する主催者がこれからますます増え、試験のIT化が進むことが考えられます!
QuizGenerator・learningBOXを使ってCBT試験を実施する方法
株式会社龍野情報システムでは、CBTの会場を提供している会社と提携しています。
QuizGeneratorやlearningBOXで作ったクイズや試験問題、検定試験や社内テストを専用の会場で受験して頂くことが可能です。
QuizGeneratorはどんな問題にも柔軟に対応できるクイズ作成ツールです
QuizGeneratorは、多くのお客様よりご支持を頂いており、learningBOXを使うきっかけにもなっているクイズ作成ツールです。
資格試験対策ツールやCBT(コンピューターで受験する試験)などで活躍しています。
▼QuizGeneratorが支持されている理由はこちら
その1.エクセル、テキストで簡単に問題が作成できます。初めての方は『問題作成フォーム』がオススメです。
その2.13種類の問題出題形式から作成できます。
その3.画像や動画も挿入できます。
そに4.解説にURLリンクを埋め込みできます。
その5.オプション機能を活用することで本番により近いテストが行うことができます。
QuizGeneratorの特徴についてはこちらの記事にて詳しく解説されています。
⇒プログラミングがわからない人でも、簡単に多種多様なクイズを作ることができる
learningBOXは検定・試験に求められる機能が揃ったLMSです
learningBOXは、クイズ作成サービスであるQuizGeneratorを経て開発されたLMS(学習管理システム)です。
弊社のeラーニングを使った活用例としては、新人教育や社内研修での活用はもちろん、人材育成や社内教育といった、いわゆる”eラーニング学習”を目的とした機能もおすすめですが、『オンライン検定・オンライン試験 』に求められる機能も大変充実しています。
▼learningBOXの特徴はこちら
その1.自動音声入り問題、画像・動画・YouTube動画入りの問題なども設定可能です。
その2.問題作成者は受験者が解く問題を毎回シャッフルして自動で出題する設定も可能です。
そに3.時間制限、点数の配分、受験者に問題の答えを教えないといった設定も簡単に行えます。
その4.受講回数の制限も可能です。
learningBOXの機能や特徴についてはこちらの記事をご覧ください。
⇒learningBOXで研修・試験・通信教育を作成しよう!
まとめ
今回の記事では、従来の筆記試験に代わる新しい試験方式として今、注目されているCBT試験についてご紹介いたしました。
弊社のeラーニング学習管理システムである、QuizGeneratorやlearningBOXを使うと誰でも簡単に「オンライン検定・オンライン試験」を実施することができ、作成したコンテンツはCBT試験として運用・実施することができます。
learningBOXはあらゆる業種・分野で検定・テスト機能をご利用頂いており、オンライン検定・試験に求められる機能が揃っています。自社でもっているコンテンツや学習教材を「CBT試験に移行したい」というお客様がいましたらぜひ、お気軽にお問い合わせください。
本稿もお付き合いいただきありがとうございました。